どうも今晩和、音乃仔猫(おとの こねこ)と申します。

チョコとにゃんことミルクティー、
きれいな音といい匂い、
やわらかい言葉がだいすきな、そんなイキモノです。

ここには、音乃がこれまで生きてきたなかで作られたナカミで作ったお話を載っけていこうと思っています。

まったりした時間を過ごしたい方。
ちょっと息抜きしたい方。

どうぞ、音乃の時間に、お付き合いくださいな。

2008.02.20 ひとりのとき
声も
背の高さも
笑った顔も

あなたをすきな、私だから。

みんなといても、想うのはあなたのこと。
ひとりのときも、想うのは―――





ひとりの時







かしかし。
真夜中の真っ暗な部屋、ベッドの上。
メールをうつ音すら心地よく感じるのは、言葉を届ける相手があなただから。

やさしいあなたは、いつだって私のきまぐれに付き合ってくれる。
疲れてるよね。
きっと、眠たそうに目をこすってる。
でも、それでも。

あなたからの返信は、とっても早くて。
一定のテンポが崩れないのが、すごく心地よくて。

ねぇ、ごめんね。
私すごく、あなたに甘えてる。

だってね。
こんな真夜中のひとときは。

“ひとりのとき”が、
“ふたりのとき”になるから。

うれしくて・・・うれしくて。

ねぇ、だから。
もう少しだけ、さみしがりの私に付き合ってね?



声も
背の高さも
笑った顔も

あなたをすきな、私だから。

みんなといても、想うのはあなたのこと。
ひとりのときも、想うのは―――



あなたの、こと。


2008.02.21 うれしいな
「…おいしい」
「それはどうも」

そっけない言葉。
それでも、口元はちゃんとほころんでて。

素直じゃないとこも、やっぱり。
だいすきなの。





嬉しいな







夜中に突然押しかけた私を
迷惑そうにしながらも部屋に上げてくれて
なおかつあったかいミルクティーまで淹れてくれる。

泣いて泣いてぷっくり腫れ上がったまぶたも
マスカラが落ちてパンダになっちゃった目元も
まるで気にしないで、いつも通り振舞ってくれる。

知ってる?
そんな何気ないあなたのやさしさが、
私をこんなにも嬉しくさせてくれてるって。
私をこんなにも、安心させてくれてるって。

黙ったままコーヒーを口にはこぶのは、
私の言葉を待ってくれてるから。

ねぇ、もうちょっとだけ、待ってね。
あなたのやさしさで、
嬉しいきもちで、
ミルクティーと一緒に、私の中を満たすから。
そしたら、いつもみたいに笑って話せるよ。



「…あのね」

ゆっくり視線をこっちに向けたあなたの手には、もう湯気のたっていないコーヒーカップ。
ごめんね。コーヒー、冷めちゃったね。

「…やっと話す気になった?」

ちょっとだけトゲのある言葉。
それでもやっぱり、あなたの目は穏やかで。

ああ、嬉しいな。

そう思わずには、いられない。

ぽふ。





頭を撫でて







俺からしてみればすごく丁度いい位置にある小さな頭に手を乗せると、
いつも決まって、そいつはぷくりと頬を膨らませる。
次に飛んでくるのは、「子供扱いするなっ」なんていうむくれた声と、
背伸びとともに繰り出される、当たれば結構痛いデコピン。
…まぁ、いつも通りヨユウでかわしてやるんだけど。

「いい加減リーチの差ってやつを認めたら?」
「うう〜っ」

そいつとの身長差は、数字にして約30センチ。
いつも自然と俺がそいつを見下ろして、
そいつが俺を見上げる形になる。

だから、というわけじゃないけど、
俺はよく、そいつの頭に手を乗せるのだ。
撫でるでも、くしゃくしゃに掻き回すでもなく、
ただ軽く、ぽふ。っと。

「むうう〜っ!!」

その度怒るそいつの反応が。
それでもどこか嬉しそうにするそいつの表情が。

俺をなんとなく、楽しくさせるから。

ふ、と吹き出すと、
ぺちん! なんていう小気味良い音とともに、デコピンが襲ってきた。

「どうせ頭に触るなら、撫でるか叩くかどっちかにしてよねっ」

いてて…コイツ、やりやがった。
長年の付き合いにより、そいつが本当に言いたいことはなんとなく察知した。っていうかバレバレだ。
だけど。

ぱしっ

「いっ…ホントに叩くかなぁ!? 普通っ」
「残念。俺は普通じゃないもんで」



…素直に「頭を撫でて」って言ったなら、考えてやらなくもなかったんだけどな。




そんなこんなで。
今日も俺は、そいつの頭に手を乗せる。



ぽふ。


あったかいはちみつミルクを飲んで、
ふわふわの布団にくるまって。

お気に入りのやわらかい香りと、
心地いい音楽に包まれて。

豆電球のやさしい明りの中で、
ゆっくりとまぶたを閉じて。



それでも、



訪れた暗闇が、怖くてたまらない夜は。



電気をつけて、
ベッドから抜け出して。

すぐそばにいる、キミに声をかける。



「ねぇ…一緒に、寝よう?」



そうすれば、キミは少し眠たげな声で返事をくれる。
ベッドに戻れば、すぐにとなりにやってきてぬくもりをくれる。



電気を消して、
ふわふわの布団で、やわらかく包み込んで。

「おやすみ」



にゃあ。


ふふっ、いつもありがと。

小さなやわらかい額を撫でると、くすぐったそうに身体を丸める。
キミがいれば、淋しい夜もだいじょうぶ。





…一緒に寝よう?